今回も「AI」を頭に被せています。流行なのか、或いは既に一般的になっているのかもしれません。
でもchatGPTを試した限りでは、そのまま使うのはチョットというのが現時点での私の印象で、AIで作成したEmailをいきなり送りつけたりして顧客を怒らせないかと心配してしまいます。
もっとも手数を省くという点では有効な手段ですし、今後ドンドン改善されるでしょうから、しばらくは人手で修正しながら使うのが無難だと思っています。
そんなAIの力を借りて作ったEmailを使ってOutreachするということなのでしょうが、
このOutreachとは、wikipediaに書かれているように、元々は、
公的機関や文化施設などによる地域への出張サービスのことである。
なのですが、今では、weblioで説明されているように、
「企業が顧客とコミュニケーションをとるための活動」を意味する英語表現である。
という使われ方にもなっているようです。
今回も横に逸れた長い前置きになりましたが、話を戻してComplete Guide to SalesTechのDescriptionから見て行きます。
AI email outreach solutions offer a virtual assistant that automatically reaches out to and engages with prospects without the help of a human.
AI メール アウトリーチ ソリューションは、人手を介することなく見込み客に自動的に連絡を取ったり関係を持ったりしてくれる仮想的なアシスタント機能を提供します。
引き続いて、Typical Functionalityを相当に補足しながら読んでみますが、
Sentiment tone checking
当社製品/サービスに対する見込み顧客の関心度を確認
Response probability scoring
当社のアプローチに対して見込み顧客が何某かの反応をしてくれているか否かを確認
Automatic composing and sending of emails
見込み顧客向けメールを自動的に作成して送信
のような意味合いでしょう。
また、このComplete Guide to SalesTechで挙げられている4社(の順番を都合で入れ替えていますが)
- conversica:Conversational AI Platform
- exceed:Conversational AI
- verse.io:AI platform for business conversations
- Kronologic:AI-Powered Meeting Scheduling
の内の前3つは、太字部分が共通であることから分かるように、AIベースの(見込み顧客との)商談支援システムで、その機能の一つとして、AI Email Outreachがあります。
それに対して、4つ目のKronologicのAI-Powered Meeting Scheduling は、
Traditional Calls and Emails are NOT Answered
・82% of unknown calls go unanswered
・81% of all emails are SPAM
・8-12 touches needed to get a response
従来型の電話やEmailでは見込み客に応対して貰えないのは
・82%(見込み客)は知らない人からの電話には出ない
・Emailを(見込み客に)送っても81%はスパムメール扱いされてしまう
・見込み客から何某かの反応を得る迄には営業担当者から平均8-12回の連絡が必要となる
などが毎日の営業シーンでの実際なのだが、同社製品の機能を利用することで、
Reps focus on selling INSTEAD of the manual back-and-forth of scheduling.
営業担当者は、イチイチ見込み客との面談の予約(の作業をシステムが代わってしてくれるので)を自分でする必要がなくなり、営業活動そのものに集中できる
ということのようです。
尚、今回のvwese.io社とexceed社のトップレベルドメインは、.aiとなっていますが、wikipediaでは、
.aiは、国別コードトップレベルドメイン (ccTLD) の一つ。イギリス領アンギラに割り当てられている。アンギラ政府によって管理されている。
人工知能 (AI) を表すドメインとしても使用される。
と説明されていて、AI関連の企業での利用が今後も増えることでしょう。
ただ、一つ目のvwese.io社は、ロゴで.ioと表記しているのですが、GMOさんが、
「.io」ドメインは、イギリス領インド洋地域に割り当てられているccTLDですが、データの入出力を意味するI/O(Input/Output)を想起させることから、テック系のスタートアップ企業をはじめ、コンピュータサイエンス分野に関するWebサイトやブログにおすすめのドメインです。
と紹介されているし、wikipediaでは、
Googleの広告ターゲティングでは、.ioをジェネリックトップレベルドメインとして扱っている。
と説明されているのですが、元々は.ioを使っていたもののAI機能を全面に押し出すようになって.aiに移ったのかもしれません。