Scheduling

パット見て分かるタイトルですし、前回のブログで、

Kronologic:AI-Powered Meeting Scheduling 

を調べたこともあって、その辺りを予測しながらDescriptionから読んでみると、

Simplifies the scheduling of meetings with prospects.Landing page displays available times on the rep's calendar for the prospect to select from.

見込み客との商談のスケジュール設定が簡素化します。最初に広げた画面にカレンダーの空き時間が表示されるので、見込み客との商談を入れ込むことができます。

みたいなことが書かれていました。

 

続いて、Typical Functionalityでは、

Restrict availability based on lead and  time blocks

(受注までに要する期間と塞がっている予定に基づいて利用可能な時間を決める)

Reminder emails for upcoming meetings
(今後の商談の予定をメールで知らせる)

Easy rescheduling ability
(簡単にスケジュール変更できる)

とあるので、大体予想通りでしょう。

 

ただ商談スケジュール支援だけで製品/サービスとして成り立つのかは少し疑問を感じました。

 

製造業の場合、生産計画の作成は業務の要ですし生産品目次第で様々なスケジューラ市場が成り立つのは分かります。

 

それが営業/マーケティング向け市場においても必須なのかと思うからですが、ここは余計な先入観を排除して、実際の製品/サービスを見て行きます。

紹介されているのが4社ですが、パッと目に入るのが、calendlyとscheduleonceです。

 

一つ目のcalendlyは直観的にfriendlyに引っ掛けた造語ではないかと思ってLongmanで調べても出てこないので、予想通りのようです。


そして、同社のwebsiteに行くと最初に出てくるのは、

Easy scheduling ahead
Sign up free with Google or Microsoft.
No credit card required.

ということで、

簡単だよ!
グーグルかマイクロソフトのアカウントを使って無料で始められるからイチイチ登録したりとかクレジットカードなんかも要らないしさ。

と兎に角、先ずは使って貰おうという姿勢が見受けられます。

 

勿論、有償版として個人用、プロ用、チーム向けなども揃えていて、

Calendly powers scheduling for over 4 out of 5 Fortune 500 companies.
(Fortune500社の内の4/5以上の会社でご利用いただいています。)

Loved by 20 million+ users
(2000万人以上のユーザー様に好評いただいています。)

と実績を誇っておられますが、これは、

Connect all of your favorite tools
(愛用のツールと連携する。)

として多数のシステムとの連携を実現していて、

Integrate Calendly, boost productivity
(一緒に使えば生産性がグッと上がる。)

とアピールするのはスケジュール管理という単機能製品の立場を活かしているのでしょう。

 

実際には他社でも大体同様ですが、各連携の手法の確認・更新や検証は大変な筈です。

 

一方で、二つ目のscheduleonceも社名が製品/サービスを表しているのは同じで、

websiteにアクセスすると、

Oncehub
formerly Scheduleonce

と社名変更していることを知った後に、最初に目に入るメッセージで、

When easy scheduling is not enough

(簡単なスケジュール管理だけでは足りない場合(があるよね))

A professional no-code meeting journey builderという同社の製品が役立つといいながら、どこかを意識しているように見えました。

 

また、同社の会社案内のページでは、いきなり

Not your typical tech corporate
(典型的なテクノロジー企業とは違います)

と自社を紹介していて、

No investors
OnceHub is a company that has never taken any outside funding. 
Relying on customers for revenue promotes a culture that is focused on long-term customer success rather than short-term gain.

つまり、

投資家の世話になんかなっていません。
当社は、どこかのベンチャーキャピタルなどからの投資を受けているわけではなく、顧客から頂いた収入で会社を運営しているので、短期的な利益ではなく長期的な顧客の成功に重点を置く文化が育まれているわけです。

と他社との違いを説明しているのは、外部の企業の意向で会社の方針が変わることなどありませんよと言いたいのでしょう。

 

ところで、私は駆け出しの頃から手帳をスケジュール管理に使っていました。

 

ちょうど11月下旬の頃になると書店に来年用の手帳が並ぶのですが、私が選ぶ基準は、

  • スーツの内ポケットに入ること
  • 横書き
  • 時間区分がある
  • 見開きで右側は罫線付きのノート
  • 1週間分の予定と関連事項が見開きで確認できる
  • カバーが付いている(ポケットに領収書を挟む)
  • 12月から記入できる(12月から翌年の手帳を使い始める)

でした。

 

大抵は前年と同じ手帳を購入するのですが、何回かは新しいのを見つけて変えていて、結局5種類の手帳に世話になりました。

 

それらの手帳は今でも手元にあって、読み返してみると、当時の商談風景が蘇ってきます。

 

友人の中には、ファイロファックスPalmPilotに走った人もいるのですが、私はひたすら手帳派でした。


今日では、先の製品/サービスを導入し自席のPCと外出時のスマホを併用しながらスケジュール管理してゆくのでしょうが、まだまだ旧式の手帳が役立ちそうな気もします。