あまり聞きなれない言葉なので、取り敢えずgoogle翻訳に通してみると、
Embellished Email
(粉飾された電子メール)
と返ってきました。
まさかそんなことはないだろうと思って、embellishをLongmanで調べたら、
- to make something more beautiful by adding decorations to it 類義語 decorate
- to make a story or statement more interesting by adding details that are not true
と書かれていました。
一つ目の「類義語 decorate」から何となく理解できて、要するにデコレーションケーキみたいに相当に盛ったEmailだと思えばよいのでしょうか?
むしろ二つ目の「話を面白くする」の方が近いような気もするのですが、by adding details that are not trueは、少し違うような気がします。
でも以上から大体のイメージが掴めましたので、改めてDescriptionを読んで行きます。
Highly stylized emails that demand attention and engagement. Does away with attachments and boring text links.
に対しては、
目を引いて読んでみたくなるように恰好イイ電子メールなら、従来のように資料を添付したり、URLリンクで誘導するといった退屈な電子メールを圧倒します。
といったところだと思いますが、こちらの訳の方も、相当にembellishしています。
続いて、Typical Functionalityですが、
Webpage-like presentation of email content
(電子メールを開くとwebsiteのような体裁で、それだけで分かるように説明されている)
Cards that include graphics and links
(送付したページには画像や他site等へのリンクも含まれている)
Dynamic email signatures
(目を引くデザインでクリックすると機能する動的な電子メールの署名)
と同じく大幅にdecorateしました。
二つ目にあるcardといっても勿論クレジットカードやBusiness Card(名刺)ではなくて、ロングマンに載っている内でニュアンスが近そうなのを引用すると、
a piece of folded thick stiff paper with a picture on the front, that you send to people on special occasions
みたいな、要するにpaperではないけど、クリスマスカードのように開いたら画像やメッセージが書かれれている「カード」のようなタイプのページが作成できることだと思います。
そして三つ目は、Dynamic email signaturesです。
先ず、我々が日頃使っているemail signaturesとは、
==========================================
〇〇〇〇〇〇株式会社 〇〇部 〇〇課
田中 太郎 (Tarou Tanaka)
〒100-0000 東京都〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
Tel:03-〇〇〇〇-〇〇〇〇
Fax:03-〇〇〇〇-〇〇〇〇
携帯:090-〇〇〇〇-〇〇〇〇
Mail:tanaka@xxxxx.co.jp
URL:https://www.xxxxx.co.jp
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のようなのが一般的です。
これにDynamicが付くと、それなりに良くなるのだろうと想像できますが、ネットで調べてみると、officeatwork AG社さんが、
Dynamic Email Signatures to Simplify Your Email Management
というタイトルのPR動画で、マイクロソフト社のOutlookでも使えるDynamic Email Signaturesを
を紹介しておられるので見て頂くのが早いと思います。
残念ながら、同社の製品は、nancy nardinさんの2022 Enterprise SalesTech Landscapeに入っていませんが、
の2番目のOpensense社さんはが分かり易く説明しています。
同社は、Emailに関連した製品/サービスに特化しているようで、その一番目に紹介されているのが、Email signaturesです。
紹介ページのメッセージとして、
Greater control and brand alignment in every email.
と書かれていますが、電子メールをより上手く使うことでブランディングに生かすという視点が新しいように思います。
実際のDynamic email signaturesのサンプルは、同社のwebsiteから見本をお借りするとして、
考えてみれば、顧客が相手の事務所に出かけていくことなど殆ど無いでしょうから住所も州と市の表記に留め、今更使わないであろうFAX番号も落としています。
逆に、SNSサイトに直ぐに飛んでいけるなどすることで、今までは連絡手段だった電子メールをブランド強化活動にも繋げて行くのでしょう。