「営業担当」に必要なツール(前半)

Sales Reps,SDRs,Sales Engineers,Account Execs部門に所属する担当者が日常業務で使うツールは黄色で囲まれた部分になります。

  • PRIORITIZE(8)
  • ENGAGE(15)
  • EARN(7)
  • CLOSE(2)
  • EXPAND
  • Contract Proporsals & RFPs
  • Configure,Price,Quote,Invoice
  • Unified Customer View

更に、その下に分類がある場合は、その数をカッコ内に書いています。

 

日本との営業慣習の違いもありますが、それぞれの意味は少々分かりにくいです。

 

例えば、一つ目のPRIORITIZEを辞書で引くと、

~に優先順位をつける

と書かれています。

 

私の嘗ての上司が良く言っていました。「先ずは仕事にプライオリティーを付けろ」と。

もっとも、彼の場合は自分の都合が優先順位の一位でしたが・・・

 

話を戻すと、そのままでも何となく意味が分かりますが、ロングマン現代英英辞典(オンライン版)では、

to deal with one thing first, because it is the most important

とあるので、要するに、

真っ先に取り組むこと、一番重要なので。

というニュアンスなのでしょう。

 

次のENGAGEを見て行きます。

 

英辞郎 on the WEBの一番目には、

〔ある行為に人を〕従事させる、引き込む、参加させる

とあります。

 

「引き込む」あたりにヒントを感じますが、再びロングマン現代英英辞典(オンライン版)で調べてみると、二つ目の意味に、

to attract someone’s attention and keep them interested

の意味が挙げられていました。

 

何かを買って貰う為には、顧客に「これはイイ」と思って貰って、

購入に向けて興味を持ち続けて色々聞いて来る

ような関係に持ち込むことが必要で、それを実現する為の製品/サービスが、このENGAGE領域に並んでいます。

 

そして、その次が、EARNです。

 

同じく英辞郎 on the WEBの一番目に、

〔労働の対価として〕金を得る

とあるので、「よしっ受注か?」と思いきや、未だ早いです。

 

寧ろ、先のENGAGEで関係を作った顧客から、

〔当然の報いとして名声・信用などを〕得る、獲得する

の方が近いニュアンスです。

 

つまり、顧客が稟議書を書く、或いは来期の予算を申請することを前提に、相談してくる段階になります。

先の、

色々と聞いて来る ⇒ 相談して来る

へ変わって行くことで受注の角度が高まります。